作品紹介(2022年)
2019年に小田島恒志の新訳、高橋正徳の新演出で、29年ぶりに文学座で上演された『ガラスの動物園』。
「戯曲を深く読み込むことで、詩的でウイットに富んだセリフがよく届く」「色あせない戯曲の魅力をあらためて感じる舞台」(毎日新聞・濱田元子)と評され、好評を博した本作が、満を持して東北、首都圏、関越ブロックを巡演します。
【STORY】
父親が家を出て以来、母子家庭として暮らしてきたウィングフィールド家の物語。
かつては上流社会にいたという記憶から逃れられない母アマンダ。不自由な足を気にして現実から引きこもり、ガラス細工の動物たちにだけ心を許す姉ローラ。現実と乖離した母と姉を捨て去れず、一家を支えるためこの町で働くトム。
そんな出口の見えない生活がジムという青年の来訪により変化していく。それはこの家族にとって希望の光に見えた。しかしガラス細工の動物たちが永遠の存在でないことを証明する光でもあった。
トムが追憶の調べを奏でるとき、二度とは戻れない過去へと導かれてゆく。
セリフ合戦であふれるリアルな人物像・ギャグ・人情・哀愁・切なさ…
とっくに古希を越えた加藤健一と佐藤B作が、自らの人生と重ね合わせて演じる!
とっくに古希を越えた加藤健一と佐藤B作が、自らの人生と重ね合わせて演じる!
《STORY》
元はヴォードヴィルの大スターコンビであったウィリー・クラーク(加藤健一)は、ひとりとなった今でも役者としての自分は終わっていないと必死にもがくものの、なにもかもが上手くいかず仕事にありつけない。
ある日突然、TV出演の大仕事が舞い込んできたが、その条件は元相棒アル・ルイス(佐藤B作)との“サンシャイン・ボーイズ”による往年の名作コントだと聞いて、出演拒否の一点張り!
喜劇の黄金時代が生んだ史上最高のコンビとまで言われたルイス&クラーク、11 年ぶりの名コンビ復活となるのか!?
ラストショーの最後に待ち受けるふたりの運命は…?
本作はヴォードヴィルの演芸にも親しんでいたニール・サイモンが、よく知っている芸人たちを主人公に描いた作品。
喜劇王としてブロードウェイで名を馳せていたサイモンが、悲劇も書けることを証明するために発表した “辛口三部作”のうちの一つとなる名作に、加藤健一と佐藤B作という名優2人がタッグを組んで挑む!
横浜の老舗ホテルを舞台に、
7つの短編で構成される物語
【ものがたり】
同じ高校の演劇部員だったハルコとフミヨ。二人の道にはそれぞれの出会いと別れがあり、離れ、近づき、交差しながら人生の時を刻んでいく。
1970年から現代まで、5年ごとに描かれた7つの短編が、やがてネックレスの玉のようにつながって一編の物語を編む。